10:读「ジッ」还是「ジュッ」?
沪江2015-04-03 21:33
「10+助数詞」の読み
“10+助数词”的读法
「10回」「10歳」「10%」など,助数詞が付いた場合の「10」は,[ジッ]と[ジュッ]の2つの読みの間でゆれがある。「十」の本来の漢字音は[ジフ]であり,うしろにカサタハ行などの音で始まることばが来ると促音化して[ジッ]となるのが伝統的な形だが,世の中では[ジュッ]のほうが一般的だろう。
在“10回”“10歳”“10%”等带助数词的情况下,“10”可在“ジッ”和“ジュッ”这两个读音之间变换。“十”原本的汉字音是“ジフ”,后接カサタハ行等音的词汇要促音化为“ジッ”,这是其传统形式,而社会上读“ジュッ”的更为常见吧。
「十」がのちに[ジュー]と発音されるようになり,その形に近い[ジュッ]が使われるようになったためだ。NHKでは,「10」の読みに関して,かつては伝統的な読みの[ジッ]で統一されていた時代もあった。しかし,昭和41年の放送用語委員会で「20世紀」の読みについて[ジッ][ジュッ]の両様の読みを認め,ほかの用例についてもこの決定を準用することを決めて以来,どちらの読みも同等に使えることになっている。
“十”后来开始发音为“ジュー”,因此也用与其形近的“ジュッ”。就“10”的发音,NHK曾统一要求按传统的“ジッ”来发音。不过,在昭和41年(1966)的放送用语委员会上对“20世紀”的读法认可有“ジッ”“ ジュッ”两种,其他用例也以该决定为准,这之后,两种发音都可同样使用。
実際のNHKの放送はどうだろうか。これだけ[ジュッ]が市民権を得ているにもかかわらず,「消費税10%をめぐる協議…」「横綱は10回目の全勝優勝…」「20か国が参加しての国際会議…」など,アナウンサーの発音には,年齢にかかわらず[ジッ]の発音が結構使われていることに気付く。ふだん使っているのは[ジュッ]だが,放送,特にニュースなどでは伝統的な[ジッ]を使うようにしているというアナウンサーが多いようだ。伝統的な本来の読み方を選択し,信頼性を高めようという意識の表れのように見える(いや,「聞こえる」)。
那NHK在实际播音中是怎样的呢?尽管“ジュッ”获得了如此明确的认可,可我发现在播报“消費税10%をめぐる協議…”“横綱は10回目の全勝優勝…”“20か国が参加しての国際会議…”等新闻时,播音员不分年龄层都发“ジッ”音的感觉非常多。看来平时用“ジュッ”,在播音,特别是播新闻时使用传统的“ジッ”的播音员为多。能看出(不,是能听出)其欲通过选用传统的原本发音来提高可信度的意识。
しかし,国民的ヒット曲『いっぽんでもニンジン』(作詞:前田利博)で,「じゅっこでもイチゴ…」と歌われたのが40年前。文化庁が行った平成15年度の「国語に関する世論調査」でも,「10匹」を75%の人が[ジュッピキ]と発音しているという結果となった。世の中では[ジュッ]の読みのほうがいわば「主流」となっている。さらに,平成22年の常用漢字表の改定では,それまで「ジュウ・ジッ・とお・と」のみとされてきた「十」の読みに関して,補足として「ジュッとも」と書き加えられた。こうした流れを受けて,最近の国語辞書の中には,[ジュッ]を「新しい発音」(『三省堂国語辞典第七版』),「「じゅう」の変化」(『新選国語辞典第九版』)として掲載しているものも出てきている。
不过,国民人气歌曲“一根也是胡萝卜”(作词:前田利博)中唱“じゅっこでもイチゴ…”是在40年前了。文化厅举行的平成15年度(2003)“有关国语的舆论调查”中,结果“10匹”有75%的人发音“ジュッピキ”。社会上发“ジュッ”音的其实是“主流”。而在平成22年(2010)的常用汉字表修订中,就“十”的读音一改历来的“ジュウ・ジッ・とお・と”,而补充了“也读ジュッ”的表记。受此潮流的影响,最近的国语辞典当中也开始做出新的表记,如说“ジュッ”是“新发音”(《三省堂国语辞典第七版》),“‘じゅう’的变化”(《新选国语辞典第九版》)。
ずっと[ジッ]で教えてきた小学校の国語の教科書のなかにも,平成24年度から,かっこ書きではあるが[ジュッ]の読みを載せているものが登場した。学校現場にも実態に即した対応をしようという兆しが見られる。
一直教授“ジッ”发音的小学国语教科书当中,从平成24年度(2012)开始虽然是以加括号的形式,但是也出现了“ジュッ”的发音。学校也出现了针对实际情况做出应对的端倪。
NHKで使われることばは,世の中から半歩遅れるくらいがちょうどいいといわれる。
NHKに伝統的な規範性を求める声は根強い。しかし二歩も三歩も遅れると,親しみやすい放送からは遠のく。規範性か親しみやすさか。「「10」を[ジッ]と読むか[ジュッ]と読むか」は,放送の送り手のスタンスを映し出す“ジュー”大な問題ともいえそうだ。
人们觉得NHK使用的词汇比社会慢半拍的程度刚刚好。
NHK要求传统规范的声音根深蒂固。可要是晚个两拍三拍的,播音就会失去亲和感。是重规范还是重亲和,“‘10’是读‘ジッ’还是读‘ジュッ’”,这可说是反映播音方态度的重大问题。
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(编辑:杨帆)
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