「コドモ」怎么写?子ども or 子供
沪江2016-04-07 09:34
「子ども」と「子供」、書き方としてはどちらになじみがあるだろうか。ここ数年、差別助長を防ぐため「障害者」の表記を「障がい者」に見直す動きが広がっているが、実は「子供」も「差別的な印象を与える」として長らく敬遠されてきた。
“子ども”和“子供”这两种写法大家比较熟悉吧。这些年来,为了防止差别助长,把“障害者”的改写成“障がい者”的趋势正在不断扩大。而实际上,“子供”这个词也由于“给人差别化的印象”长期以来被敬而远之。
行政でも「子ども手当て」「子ども・子育て支援法」など「子ども」が優勢だが、ここにきて文部科学省が「子供」表記の統一に乗り出した。
虽然行政方面也有“子ども手当て”“子ども・子育て支援法”等写法,“子ども”的写法占有优势,于是文部科学省开始统一记载成“子供”。
「子供」のイメージは「お供え物」「お供する」
“子供”的意象是“贡品”“供奉”
文科省が6月下旬、公用文中の「子ども」の表記を「子供」に統一した、と複数の新聞が報じた。同省の公文書では常用漢字を使うのが原則だが、「こども」については漢字の「子供」ではなく「子ども」が多用されてきた。「供」という字が「お供え物」「お供する」などを連想させ、差別的な印象を与えるというのがその理由だ。
文科省于6月下旬,把公文中的“子ども”的写法统一成“子供”,很多新闻对此进行了报道。同省的公文中原则是使用常用汉字,但是“こども”的对应汉字并不是“子供”,而是“子ども”经常被使用。“供”这个字让人联想到“贡品”“供奉”等,常用“子ども”理由就是为了赋予差别化的印象。
しかし一方で、漢字とひらがなを交ぜて表記する「交ぜ書き」を問題視する声も以前からある。「はれ、ときどきぶた」シリーズで知られる児童文学者の矢玉四郎氏はウェブサイト「子ども教信者は目をさましましょう」を運営しており、下記のような主張を展開している。
但是另一方面,汉字和假名混用记载,把这种“混合书写”当成问题的声音自古以来就有。因“はれ、ときどきぶた”系列而为人熟知的儿童文学者矢玉四郎在运营“子ども教信者は目をさましましょう”网站的同时,也在宣扬下面的主张。
「子供は熟語です。熟字訓というもので、いわば当て字です。コドモという音は万葉のむかしからあります。(中略)江戸時代にコドモに、子供という字をあてたようだ。子供は当て字で二字熟語です。子ども、こ供とは書けない」
“‘子供’是汉语词。汉字训中可以说成是通假字。‘コドモ’的音节从万叶开始就有了。(中略)江户川时代‘コドモ’的通假字好像是子供。‘子供’由于通假字的原因成为了二字汉语词。‘子ども’、不能写成‘こ供’。”
今年3月には自民党の木原稔議員が「子ども」の交ぜ書き問題を文科省委員会で取り上げた。同氏はビデオレターでも「子供に対して『子どもは漢字で書きなさい』といいながら、大の大人が交ぜ書きにしている。さらに公用文でも交ぜ書きが横行しているのには違和感を覚える」と主張している。こうした指摘を受け、文科省では本年度に協議がなされ、差別表現でないと判断、統一に至った。
今年3月自民党的木原稔议员在文科省委员会上提出了“子ども”的混合书写问题。并且木原稔在录像信里也一直主张“虽然一直对小孩说‘子ども要用汉字写’,但是大人却一直在混合书写。甚至公文里也是混合书写横行,让人感到有违和感。”受到了这样的指摘,文科省提出了本年度的协议,为了方便判断无差别表达,统一了写法。
教育界のお役所が重い腰を上げて決定したルールだが、熊本日日新聞(「くまにちコム」8月30日配信)によると、同省は「各教育委員会に『子供』を使うよう呼び掛ける考えはない」との見解を示しており、現状はあくまで省内の公文書に限るようだ。
虽然是教育界的政府机关极不情愿决定的规则,据熊本日日报纸(“くまにちコム”8月30日发布)报道,同省表示“没有想过要号召各个教育委员会使用‘子供’”,还是要以省内公文为准则。
メディアでは、表記は「子ども」が多い。記者が使用する「記者ハンドブック」(第12版・共同通信社)をみてみると、「子供・子ども」と記載されており、「一般的には『子ども』が多く使われている」と注釈が入っている。だが広辞苑には「子供」としか書かれておらず、この説明はハンドブックならではだろう。
媒体表示,“子ども”的记载较多。从记者使用的“记者手册”来看,记载了“子供・子ども”,加入了“一般情况下‘子ども’多被使用”这样的注释。但是广辞苑里只写了“子供”,这个说明应该记在手册里吧。
実際には、新聞各社の記事ではどちらの表記も使われているようだ。以前、校閲部長の「コドモは『子供』と書くべきだ」というコラムを載せている産経新聞でも「子ども」表記の記事は存在する。メディアでも、いずれの表記を用いるかについて明確なルールを設けていないとみられる。
实际上,各个新闻社的记事里好像哪一个表示方法都有。以前,刊登校阅部长专栏《コドモ应该写成‘子供’》的产经新闻中也存在“子ども”的表示方法,可以看出关于到底用哪一个写法并没有设定明确的规则。
(实习编辑:高奕飞)
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