2012年12月日语考试N1真题阅读
互联网2016-11-25 14:50
57.
兆候的現象とあるが、それはどのような現象か。
1) 個々の都市の食文化のなかに、ファースト•フードが入り込んでいる。
2) ファースト•フードの店舗数が、レストランのように増えている。
3) ファースト•フードが、都市ごとの多様な食形式を壊そうとしている。
4) ローカルな都市のレストランにファースト•フードの簡便さを取り入れている。
58.
ファースト•フードのひろがりが人びとに与える影響を、筆者はどのように考えているか
1) 食事や人間関係への興味を失い、人びとは簡便な生活スタイルを求めるようになる。
2) 人間同士の関係を弱めることになり、仕事や遊びに熱中する人間が増える傾向が強まる。
3) 知らないうちに人との絆きずなや食への関心を薄め、世界同一の食形式に慣れ切った人間を増やす。
4) 同じメニューに慣れることで、人びとはいつのまにか多種多様な食文化に興味を持たなくなる。
問題10 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1、2、3、4から一つ選びなさい。
まず、教育とは何か、ということから考えてみよう。さしあたってぼくは、教育とは、子どもを「社会の成員(大人)としてふさわしい存在」へと育て上げていくこと、と定義してみたい。
どんな時代、どんな社会の人びとでも、子どもを大人に育て上げなくてはならなかった。そのさいには、①社会の成員として「ふさわしい」あり方が何かしら想定されていて、それが教育の営みを導いていたはずだ。
その「ふさわしさ」は、大きく二つに分けられるだろう。一つは、働いて食べていけるために必要な能力、つまり農民なら農民としての、漁民ならば漁民としての、技能や知識。もう一つは、他の人びとのあいだでふさわしいふるまいができること――基本的なルールを守り、他の人びとと協力する態勢をとれること、自分に与えられた役割を果たし、その責任をとれること等々、つまり、他者との関係能力である。
では、現代社会においては、どういうことが「大人としてふさわしい」のだろうか?教育理念を構築するとは、このことをあらためて考え、かつ共有しようとすることに他ならない。
だが、この「共有」ということはなかなかむずかしい。そこには、社会のあり方と人間の生き方をどのようなものとして思い描くか、つまりは、異なった社会観·人間観がさまざまに入り込み、衝突してくるからだ。
たとえば、ぼくが最初にあげた「教育とは、子どもを社会の成員としてふさわしい存在にすることだ」という定義に対しても、②反発を覚える人がいるだろう。「それは、社会的期待に子供を添わせようとするよくない発想だ。教育とはむしろ、子供の主体的な判断力を育てるものだ」というわけである。
この意見はしかし、「社会の秩序にただ従うだけでなく、主体的な判断のもとにみずからの人生をつくりあげ、社会のあり方をも批判的に検討する人間こそが社会の成員としてふさわしい」という近代的な人間観にもとづいている。これもまた、社会の側が子どもたちに寄せる「期待」の一種だと言わざるをえない。そして子供を放置すれば主体的·批判的な人間になるはずもないから、そのように「育て上げ」ようとしなくてはならない。
いずれにせよ、教育というものは、社会(大人)の側が子供に寄せる期待、もっと強い言い方をすれば、ある種の強制から自由ではない、とぼくは考える。重要なことは、「この社会の一員、つまり大人として生きていくうえで何が必要な条件なのか」ということをきちんと見定め共有したうえでの強制であるかどうか、という点なのだ。
(苅谷剛彦·西研『考えあう技術――教育と社会を哲学する」による)
59.
①社会の成員として「ふさわしい」あり方とはどのようなものか。
1) 子供を養い、社会において責任あるふるまいができること
2) 自立するために必要な能力を身につけ、自由に生きていけること
3) いつの時代にも通用する技能や知識を備え、他者に尊敬されること
4) 技能や知識を身につけ、他者とのあいだでうまく生きていけること
60.
教育理念を「共有」することがむずかしいのはなぜか。
1) 社会や人間について色々な考え方がありぶつかり合うから
2) 教育者と一般社会の人びとが思い描く大人らしさは違うから
3) 子どもの主体性について一致した見解が得られないから
4) 社会のあり方や人びとの価値観が変化してきているから
61.
反発を覚える人の意見について、筆者はどのように考えているか
1) 大人の期待を実現しようとするという点では筆者の考えと同じだ。
2) 大人の期待を押し付けようとすることは教育理念にそぐわないものだ。
3) 子どもの主体的な判断力がみずから育つと考えることは思い込みでしかない。
4) 子どもの主体的な判断力を育てようとする点では筆者の考えと変わらない。
62.
教育について、筆者の考えを表しているのはどれか
1) 教育は社会の秩序に縛られない主体的な判断力を養うものだ。
2) 教育は社会のあり方を批判的に検討できる能力を育てるものだ。
3) 教育は強制から逃れられず、その強制は教育理念の共有が前提となる。
4) 教育は強制から自由ではなく、社会の有力な教育観を受け入れざるをえない。
問題11 AとBの両方を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1、2、3、4からひとつ選びなさい。
(注1)大辞林:国語辞典の名前
(注2)第一義の:ここでは、一番目に書いてある
(注3)カスタマイズする:ここでは、自分に都合のいい使い方ができるようにする
(注4)デイクショナリー:辞書
63.
電子辞書の長所について、AとBが共通して述べていることは何か。
1) 軽くて簡単に持ち運ぶことができる。
2) 大量のデータを小さくまとめて収納できる。
3) インターネットを介して多くの人が利用できる。
4) 知りたいことばを速く探し出すことができる
64.
印刷された辞書について、AとBはどのように述べているか。
1) Aは紙の本ならではのよさがあると述べ、Bは電子辞書とは違う使い方で学生も使用していると述べている。
2) Aはデジタル化が避けられないと述べ、Bは学生は電子辞書よりも魅力を感じていると述べている。
3) Aは辞書としての使われ方はされなくなると述べ、Bは電子辞書と共存していくと述べている。
4) Aは本のように楽しんで読めると述べ、Bは電子辞書と使い分けるべきだと述べている。
問題12 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1、2、3、4から一つ選びなさい。
皆さんは、今朝起きてからいままでに、どんな広告を見たか覚えていますか。
「広告はほとんどなかったと思うけど……」。いやいや、そんなことはありません。現在の時間が、朝会社に着いたばかりだったとしても、短い時間のうちにものすごい量の広告に触れているはずです。テレビCMで、新聞で、電車の中で、街中で……。何十、何百という数が、目の前を通り過ぎたことでしょう。
そのなかで、ぱっと思い出せるものはありますか。そう言われてみると、ほとんどといっていいくらい、記憶に残っていないのではないでしょうか。(中略)
「広告なんて誰も見ていない」
これは、僕が会社に入って間もない頃に実感したことです。会議で難しい用語が飛び交い、商品のアピールポイントや表現の話は白熱しているのですが、①もっと根本的なことにはなかなか触れられずにいる。目の前の仕事に深く入り込んでしまうと、「果たして、広告とは関心をもってもらえるものなのか」という、ぐっと引いた視線で見ることを忘れがちになってしまうのです。こうした大前提が見えないままに作られている広告が、非常に多いのではないでしょうか。
広告を発信する側としては、伝えたいことはたくさんあって、一般の人たちも当然注目してくれるものと思い込みがちです。ところが、受け手側というのは、発信者側のそんな思いなど、ほとんど意に介し(注1)ていません。なぜなら、日常生活のなかでは、自分の身の回りの出来事や問題で精一杯になっているからです。人は自分の心にバリア(注2)を張っていて、無意識のうちに外部情報を遮断しています。ですから、伝えたい情報を相当きちんと整理したうえで、筋道を立てて戦略的に伝えることを考えないと、受け手の心のバリアを破って入り込むことなどできないのです。
「振り向かせるためには、刺激的なものにすればいいんじゃないの?」
②こういう意見もあるでしょう。でも、単に刺激的なだけでは、一瞬目を引くだけで終わってしまう。心の奥までは浸透していかないのです。たとえるなら、子どもが隠れていた物陰から出てきて、「わっ!」と驚かせるようなもの。驚かされた方は、怒ったり相手にしなかったりするかもしれません。相手の理解を得たり興味を引いたりしないと、本当に心を捉えたことにはならないのです。だから、まず何が言いたいのかという主旨をはっきりさせ、そのうえでどんなトーンで伝えるのかという工夫をすることが大切です。
(佐藤可士和『加藤可士和の超整理術』による)
(注1)意に介する:気にする
(注2)バリア:ここでは、壁
65.
①もっと根本的なこととあるが、どのようなことか。
1) 広告とは一体何なのかということ
2) 広告とは必要なものなのかということ
3) 広告の用語や表現が適切なのかということ
4) 広告とは人に注目されるものなのかということ
66.
筆者は、広告の受け手をどのようにとらえているか。
1) 自分のことで忙しくて、余計な情報を取り入れようとしない
2) 毎日の生活が忙しく、たくさんのことを覚えようとしない。
3) 目にする広告が多すぎて、必要なものが選べなくなっている。
4) 関心のもてない広告が多く、広告を見る必要性を感じていない。
67
筆者は②こういう意見に対してどのように考えているか
1) 刺激的な広告は、受け手の心の奥に入り込んでいきやすい。
2) 刺激的な広告は、より刺激的にしていかないと受け手に伝わらない。
3) 単に刺激的なだけの広告も、受け手を振り向かせるためには必要だ。
4) ただ刺激的な広告は、驚かせるだけで受け手の心には残らない
68.
広告の発信者に対して、筆者が言いたいことは何か。
1) 受け手の視点に立って商品をアピールすることが重要だ。
) 受け手の心をつかむような情報を発信し続けることが重要だ。
3) 受け手に商品の魅力をいかにストレートに伝えるかが重要だ。
4) 受け手に伝えたい情報をいかに整理して発信するかが重要だ。
問題13 右のページは、「東西劇場 友の会」の案内である。下の問いに対する答えとして最もよいものを、1、2、3、4から一つ選びなさい。
69.
サラさんは大学の芸術学部の学生で演劇を勉強している。サラさんが「東西劇場 友の会」の会員になったら、次のどのサービスを受けることができるか。
1) 東西劇場の情報が掲載されている会報誌を毎月受け取ることができる。
2) 東西劇場で行われる公演をすべて15%割引で観劇することができる。
3) 東西劇場と系列劇場で行われる公演をすべて割引で見ることができる。
4) 東西劇場と系列劇場の売店で10%割引で買い物をすることができる。
70.
会社員のユアンさんは「東西劇場 友の会」に入会したいと思っている。入会費と年会費の支払いはどのようにするか
1) 事務局で入会費と年会費を直接払う。
2) 金融機関で入会費と年会費を振り込む。
事務局で入会費を直接払い、年会費の自動振替の手続きもする。
4) 事務局で入会費を直接払い、金融機関で年会費の自動振替の手続きをする。
答案:
読解
問題8
46 -49 1 3 2 2
問題9
50 - 58 3 1 3 4 3 3 4 1 4
問題10
59 - 62 1 3 4 2
問題11
63 -64 2 4
問題12
65 - 68 2 1 2 4
問題13
69 -70 2 1
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