火星の上空を飛行し続けて薄い大気の構造などを詳しく調べるアメリカの探査機が火星を周回する軌道に到達し、NASA=アメリカ航空宇宙局は、「将来の有人探査にも役立つ大気のデータを集めたい」と話しています。去年11月に打ち上げられ、火星に向けて飛行を続けていたNASA=アメリカ航空宇宙局の無人探査機「メイブン」は、日本時間の22日、正午前、火星を周回する軌道に到達しました。「メイブン」が火星の周りを順調に飛行し始めたことが確認されると、アメリカ西部・コロラド州にある管制室からは、大きな歓声が上がりました。「メイブン」は、同じNASAの火星探査機、「キュリオシティ」とは異なって、火星に着陸せず、上空を人工衛星のように飛行し続けて、大気の構造を詳しく調べます。火星の大気は非常に薄く、地表には強い放射線が降り注いでいて、NASAのボールデン長官は、「2030年代以降に予定している火星の有人探査にも役立つ大気のデータを集めたい」というコメントを発表しました。また、「メイブン」は、地球のようにかつては生命が存在したとみられている火星がなぜ、現在の姿になったのか、その謎を突き止めるための研究を行います。「メイブン」は1年にわたって調査を行う予定で、今後の観測に宇宙関係者からは大きな注目が集まっています。

　　参考翻译：

　　在火星上空持续飞行以便详细调查稀薄大气结构的美国探测器已到达绕火星轨道，美国宇航局(NASA)称：“希望能收集到有助于将来进行载人探测的大气数据。”美国宇航局(NASA)的无人探测器“MAVEN”，在去年11月发射后持续向火星飞行，于日本时间22日中午之前抵达绕火星轨道。“MAVEN”与NASA的另一火星探测器“好奇号”不同，不会在火星着陆，而是像人造卫星一样在上空持续飞行，详细调查大气结构。火星上大气非常稀薄，地表上布满了强度辐射线，NASA行政长官博尔登发言称：“希望收集到的大气数据能有助于2030年以后计划进行的火星载人探测。”另外，被认为像地球一样曾有生命存在迹象的火星，为何会变成现在这种样子，“MAVEN”也将为解开这一谜底做相关研究。“MAVEN”将进行为期1年的调查，之后进行的观测也受到宇宙相关人员的高度关注。

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（编辑：杨帆）