天声人语翻译赏析:瑞穗之国 面临难题
沪江2015-08-23 09:58
瑞穗之国 面临难题
仲間同士の結びつきを表すのに「同じ釜の飯を食った仲」という。「同じ鍋のパスタを食べた」とは聞いたことがない。瑞穂の国と呼ばれる日本で、お米の一粒一粒は、数千年の歳月とともに暮らしと文化をつくり上げてきた
为了表现伙伴之间的团结,我们常用“同吃一锅饭的关系”来表述,但是,没听说过“同吃一锅意大利面条”的。在被称为瑞穗之国的日本,一粒一粒的稻米和数千年的岁月一起创建了大和民族的日常生活与文化。
春に種をおろし、梅雨時にたっぷり水を蓄え、夏の青田、秋には黄金(こがね)の穂波が風にゆれる。心の古里ともいうべき美景が、ゆたかな国土の上にある。「息をのむほど美しい棚田の風景」と語った安倍首相にうなずく人は、少なくないはずだ
春天里播下了种子,梅雨时分充分储存好水分,到了盛夏田野一片翠绿,秋天金黄色的谷穗如滚滚波浪随风摇曳,堪称心灵故乡的美丽景色展现在富饶的国土之上。“迷人的梯田美景令人窒息”,安倍首相的此番溢美之词肯定获得了不少人的颔首赞许。
その米作りをめぐって、TPP交渉が大詰めを迎える。加えて政府・与党は減反政策の見直しを検討するという。これまでの「過保護」から、市場原理の大海に放り込もうという話である。そうなれば規模の小さい農家は厳しさを通り越す
围绕着稻米问题,TPP谈判走到了最后关头。而且,政府·执政党还准备对重新制定减产政策进行研究,换而言之,即要从原来的“过度保护”走向投入市场原理的海洋。这么一来,规模较小的农户将面临严峻的考验。
やむなしとする声は多い。しかし、とも思う。経済は数字で動くから、米が身にまとう歴史や文化、景観、生態系への寄与といったことは交換価値と見られない。外国産と競争するために、この国は大事なものを失ってしまわないだろうか
有人说这是不得已而为之,但也有不同看法。由于经济是用数字来表现的,所以,在对于蒙着稻米色彩的历史、文化、景观以及生态系统所作的贡献中并看不出存在的交换价值。真不知道会不会因为同外国产品进行的竞争而失去本国重要的东西。
いま米の消費量は減った。だが故・井上ひさしさんは「日本人はまだ箸を手放していない」と稲作への希望を語っていた。水田はすぐれた公共財で、米は日本の安心や安全を担う大切なものであると
如今,稻米的消费量已经减少,然而,已故作家井上廈先生则认为,“日本人还没有放下吃饭用的筷子”表达了对于种植稻米的希望。我认为,水田是一种杰出的公共财富,而稻米则是承担着日本的安心及安全的重要载体。
「米」の字を分解したように、米作りには八十八回手がかかるとされる。こまやかな伝統・風土と、グローバル時代の効率農業。前者を失わず後者を得たいと言うのは、虫のいい話だろうか。
正如将“米”字分解后所展现的那样,种植稻米要花费八十八道手续。面对细腻的传统·风土与全球化时代的高效农业,打算在不失去前者的情况下获得后者的说法,不知道是不是太过自私了。
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(编辑:杨帆)
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